湯葉汲み体験
「湯葉汲み体験」は、身延町内にある「みのぶ ゆばの里」の工場内で生湯葉を汲み上げる体験です。湯葉とは、煮立てた豆乳の表面にできる薄い膜をすくいとったもの。「ゆばの里」では豆乳の濃厚な甘い蒸気が漂うなかで、ハンカチ大の湯葉を汲み取っていきます。
うすく破れやすい湯葉は、最初はきれいにすくい上げることがなかなかできない方も多いですが、だんだんコツをつかんでうまく汲み上げられるようになってくるので、やってみるとハマる体験かもしれません。汲み上げた湯葉はおみやげとして持って帰ることができます。
湯葉は約750年前に、日蓮聖人の弟子たちが師の体を気遣って栄養源として作りはじめたといわれています。僧侶たちの食事は、肉や魚などの動物性食材を使わない精進料理。大豆で作った湯葉は消化吸収が良く、貴重なタンパク源として食べられてきました。
また湯葉は身延町の特産品ですが、「湯葉料理」は山梨県の「特選やまなしの食」に選定され県の郷土料理としても認められていています。この地域らしい体験がしたい方には、湯葉汲み体験はぜひおすすめです。「みのぶ ゆばの里」では湯葉汲み体験の他にも、おみやげの湯葉商品があり、食堂ではさまざまな湯葉料理も食べられます。