8/24-8/26 山間の集落で地元民との触れ合い、大自然の中での学び、里山の動物、邦楽鑑賞(和太鼓)

ツアー1日目(身延山エリア)

電動アシスト自転車で寺町を移動
宿坊覚林坊を出発して身延山の門前町を抜けます。電動アシストつきなので坂道も楽々です。
身延山散策(三門、ご廟所、草庵址巡り)
お上人が身延山観光の歴史的要所を、直々にガイドしてくれます。仏教に関するディープな質問も飛び交うなど盛り上がりました。
身延山思親閣の見学
日蓮聖人は身延在山の9年の間、故郷のことを思い出されながら、祈りを運んだ身延山山頂。その霊場に建立された思親閣を見学しました。
読経体験@妙石坊
奥之院思親閣へと続く裏参道の入口に位置する妙石坊。境内には、日蓮聖人が腰かけて説法をしていたと言われる「高座石」が特徴的で、魂の込められた読経は聞く人々の心を洗い流し、感動させる迫力があります。
夕食 (覚林坊の湯葉御膳)
仏教色のタンパク源として発達した湯葉は身延の名産のひとつ。その製造工程を体験していただき、召し上がっていただけます。
https://kakurinbo.jp/meal/
雅楽演奏@身延山大学雅楽隊
身延山大学の雅楽隊による演奏を堪能します。5世紀に中国から渡り、以来宮廷に保護されてきた音色は、”雅”の一言につきます。
和太鼓演奏@飛天
身延町を拠点に活動する女性二人の太鼓グループ”飛天”によるパフォーマンスも行われました。先ほどの藍染×ダンスのしなやかさや流れとは全く別の美しさで、その力強さと迫力に観客は思わず感嘆の声をあげていました。
宿泊(覚林坊)
日蓮宗の第11代法主である日蓮大上人が開き、550年の歴史を持つ宿坊”行学院 覚林坊”に宿泊します。
https://kakurinbo.jp/

ツアー2日目(身延山エリア、早川町エリア)

久遠寺の鐘つき、朝勤見学
身延山久遠寺の本堂で毎日公開されている朝の法要に参加します。その前に行われる僧侶が全身を使って鳴らす鐘撞きの迫力は、一見の価値ありです。
覚林坊の本堂で朝ヨガ
荘厳で静謐な雰囲気の覚林坊の本堂で、ヨガを通じて心のメディテーションを体験しました。久遠寺の朝勤で心を清め、朝ヨガで体も心地よく整えることができました。
朝食 (覚林坊)
宿坊覚林坊でいただく朝食は、身体に優しい味が嬉しい手作りの和食です。たくさんの小さな器がかわいく、鈴むし籠が印象的でした。
数珠ブレスレットづくり
仏教の法具である数珠に使われる石を、好きに選んでブレスレットにする体験を楽しみました。それぞれの石にまつわるお話を興味深そうに聞きながら、想いを込めたお土産づくりに参加者の皆さんも大満足でした。
赤沢宿散策
山梨県の西部、早川町にある赤沢は、聖地身延山と霊場七面山とを結ぶ”講”の宿場町として大いに栄えました。それも今は昔、現在では”講”文化の衰退とともに、講中宿の家並みと石畳を今に残し、ひっそりと佇んでいます。その頃の様子に思いを馳せながら、集落の中の散策を楽しみました。
昼食 @武蔵屋
赤沢集落の女性5人で、土曜日・日曜日のみ営業している手打ちの蕎麦屋です。。地元で採れた野菜を使った蕎麦定食は特におすすめで、参加者の皆さんも美味しそうに召し上がっていました。
森林散策と河原遊び
南アルプス邑野鳥公園を散策しながら、地域の自然やその土地の歴史を学びます。森に住む動物や食性のお話しを聞きながらの散歩や、かつて金が採れていたというお話を聞きながらの河原遊びに、参加者の皆さんも興味深そうに耳を傾けていました。
夕食 と温泉@ヘルシー美里
旧早川北中学校の木造校舎を活用した、町営の保養・研修施設であるヘルシー美里で、バランスの良い地域野菜満載の夕食をいただきました。温泉は地下250メートルからくみ上げられる冷鉱泉を加熱して利用しており、ナトリウム濃度の高い泉質は、かつてこの場所が海の底だったことを彷彿とさせます。
ムササビ観察
南アルプス邑野鳥公園に生息する夜行性のムササビを見に行くツアーです。当日は、生まれたばかりの子供を抱える母親が子供の餌をとりに行く瞬間を待っていましたが、ツアー参加者の存在に警戒していたのか飛ぶ姿を見ることは叶いませんでしたが、巣の周囲を心配そうに動き回る様子が、むしろ自然な暮らしぶりを垣間見せてくれる貴重な経験になりました。
宿泊@ヘルシー美里
旧早川北中学校の木造校舎を活用した、町営の保養・研修施設であるヘルシー美里。そのためお部屋の名前もユニークで、自分が小学生に戻ったようなワクワクする感覚で宿泊できました。お部屋の内装は一般的なホテルと遜色なく、非常に快適に休むことができました。

ツアー3日目

朝食@ヘルシー美里
茂倉集落散策と地元住民との触れ合い
南アルプス街道沿いの新倉集落から5km山道を登ったところにある茂倉集落は、狭い土地に住宅が密集し、周囲にきつい傾斜の耕地があります。その限られた耕作面積から、元来より積極的に集落の人を増やすことはできず、現在では限界集落としてその存在が危ぶまれています。今回はその住民の方に協力していただき、地域の民俗や風習を直接聞くことができました。
昼食@農カフェZencho