和紙漉き体験
和紙漉き体験とは、伝統的な和紙の産地である身延町西嶋で和紙を漉く体験です。身延町の和紙は「西嶋和紙」として特産品となっていて、武田信玄にも献上され喜ばれたという話が言い伝えられています。
この地域は南アルプスから麓の富士川へと流れ込んでくる川が複数あり、水を豊富に使える恵まれた環境があったことから、和紙の産業が発達してきました。
ツアーによって体験内容が変わることがありますが、主に老舗和紙工場の「山十製紙」や紙の博物館である「身延町西嶋和紙の里」で和紙の制作体験ができ、作ったものは持ち帰れます。
「山十製紙」では、体験だけでなく一連の和紙の生産の様子も見学でき、ダイナミックで細やかな手さばきで和紙を漉いていく職人の姿は圧巻です。体験では、幅約180cmもある大きな和紙を漉きます。またここでは、松やスギ、柚子などさまざまな植物からできた和紙のコーヒーフィルターや名刺などのオリジナル商品の購入も可能です。
「身延町西嶋和紙の里」では、全国の約2500種類の和紙がそろい、さまざまな和紙グッズの販売もあります。体験では和紙を漉いたら、さらに絵の具や葉っぱで彩りをつけてオリジナルのうちわやはがきなどが作れます。